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新聞記者のKHのネタバレレビュー・内容・結末

新聞記者(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

「政権周辺に踏み込んだ」という点と、松坂桃李、シム・ウンギョンの演技が意外と巧かった、という点以外は特に評価できることがない。前者1点のみで突破しようとしたのかと思うくらい、映画としてはまったく面白くなく、2時間近くかけて描くストーリーではない。韓国あたりのエンタメ業界なら、同じ題材でももっとフィクションとして面白く扱うと思う。
あまりに見どころがなくて、杉原の男社会に染まり切った言動に引っかかってばかりだった(これが現実なんだろうけど)。たとえば以下のような。
・もう臨月なのに「もうすぐ子供が〈できる〉」と表現
・検診は当たり前のようにスルー
・妻の入院中は郵便受けも見もしなければ家も荒れ放題
・ある程度の年齢の女性(吉岡や、都築の秘書?)が相手だとナチュラルにタメ口きく
シム・ウンギョンの他の作品も見てみようかなと言う気になったことだけが収穫かも。
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