ねぇ。なんで邦画ってこんなに画面が暗くて声が小さくてこもってるの?せっかく役者さん全員素晴らしい演技してるのに台無し!
吉岡役を、日本の女優が引き受けなかったからシムウンギョンになったとか、公開時にHPのサーバがダウンしたとかいうことを考えると、この作品が日本アカデミー賞3冠をとったことは、大きな意味がある。
授賞式でのシムウンギョンの涙がとても印象的で、いつか絶対見たいと思っていた。
結果的に、日本の女優じゃないことが功を奏した気がする。彼女じゃなければ、伝わるべきものも伝わってこなかったかも、と思った。
シムウンギョンは、日本語もままならなかった中で、よくここまで演じきった。その努力と勇気は想像を絶する。
コロナの件で、もう誰を信じたら、何を信じたらいいのかわからなくなってる中で、ズシンとくるものがあった。
もちろん、全てを明らかにする必要はないし、私たち国民が知らなくていい事実もある。
国家機密はあって然るべきだが、どれだけ握り潰されてきたか、どれだけの人が神崎や杉原のような思いをしてきたのか。
本田翼が超いい奥さんで、ずっと緊迫してる本作品において、めちゃくちゃ癒された。
モヤモヤする部分は多々あるが、最後、杉原は何て言ったんだろう。