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我輩はカモであるの一人旅のレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
3.0
架空国家フリードニアを舞台に宰相、富豪未亡人、隣国シルべニア大使、そして二人のスパイを中心に繰り広げられるコメディ。

クラシック映画だからかもしれないが、劇中止めどなく放り込まれ続けるギャグが余りにも直球勝負過ぎてほとんど笑えないという異常事態が発生した。

二人のスパイがピーナッツ屋?の店主をおちょくるシーンは面白いんだけど、長々とやりすぎてて親父が可哀想に見えたし若干不愉快だった。
純粋に面白かったのは、割れた鏡を挟んで宰相とスパイ、チコリニが同じ動きをするシーンだ。宰相の不自然過ぎる動きを全て真似するチコリニの姿が滑稽だ。
他にも、大使の葉巻や服などをチョッキンチョッキン切りまくる謎の癖を持つスパイ、ピンキィのキャラクターは印象深く、複数のラッパを器用に使って電話応対するシーンは笑った。
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