このレビューはネタバレを含みます
ドキュメンタリーを制作することによって、真っ向から自分を見つめ直す色の濃い内容だった。自分の母親へ照明越しに互いの目だけを見つめ合って当時の想いを吐露するインタビューのシーンは、その骨頂で胸がヒリヒリした。
暴力に苦しんできたキアーにザックが暴力をふるうと思うか?と質問するシーン…
ザックが暴力を振るっていることを知り、本人にインタビューするシーン…
ビンはどんな気持ちだったろうか。
家族と仲間について考えさせられた。
そしてビンが全編を通して、その両方を大切にしていることが伝わってくるところがとても良かった。
繊細なバランスとスピードで滑らかにボードで街を駆け抜ける彼ら。どこまでも自由にどこへだって行けそうなほどに。生きている限り終わりではない。これからもっとたくさんの経験と感情に向き合っていける。それが希望だと思った。