町山さんの『アメ知る』で紹介されてて、気になってたこちらを。
人種問題ももちろん大切だと思いますが、家庭内での暴力のヤバさついて、今作を通して改めて考えさせられます。
この中では幸い、道を大きく踏み外す子はいませんが、『一歩間違えたら』的危うさは滲み出得ました。
同じ土地、同じような家庭環境、そして『友達』であるという監督ならではの、被写体との距離感が素晴らしかったです。
第三者が見付けるのが一番難しく、するのが一番簡単で、受けた者が一番影響を受けてしまう犯罪が家庭内の暴力だと思うし、これがもし世の中から無くなったら、と思わず考えてしまいます。
長さも良く、ありがちな中盤～後半にかけてのダレも感じられなかったので、自分的にはドキュメンタリーに対してつけられる、一番良いスコアとさせてもらいました。
