Maririri

スウィング・キッズのMariririのレビュー・感想・評価

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
3.9
朝鮮戦争時の捕虜収容所が舞台。
新しい収容所所長の対外的イメージアップ戦略により、捕虜には趣味に時間を使わせたりして自由な時間を過ごさせていた。あまりにも居心地が良く、捕虜のまま残りたいと思っている者もいる。その一環として、元ブロードウェイのタップダンサーの士官ジャクソンを中心に『スウィング・キッズ』というダンスチームを編成することになる。収容所で1番の問題兵士ロ・ギスは偶然扉の隙間から目にしたジャクソンのタップダンスに惹かれ、自身も踊りの虜になっていく。

ロ・ギスを演じたD.O.もさることながら、世界的タップダンサーのジャレット・グライムスに食らいついて踊る3人の個性豊かなメンバーも魅力的。
戦争ものゆえ、ハッピーエンドではないのだけどジャクソンの頭の中に甦るロ・ギスとのラストシーンは圧巻。

ド・ギョンスは目が印象的な人。ますますのご活躍が楽しみです。

『ジャージー・ボーイズ』を観た時みたいなプロフェッショナルの芸術的才能に打ちのめされた!

もう一度観たくなる、興奮冷めやらぬ作品。
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