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スウィング・キッズのなのネタバレレビュー・内容・結末

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 泣いた。
 ダンスの才能に恵まれた朝鮮人捕虜と、元タップダンサーの黒人米軍人、4ヶ国語を操る聡明な朝鮮人女性、生き別れた妻を探し続ける朝鮮人男性、独特な雰囲気を持つ中国人天才振付師の5人が、時代に翻弄されながらも「踊りたい」という共通した想いでタップダンスシューズを履いていく様子に涙が止まらなかった。
 コミカルな演技と軽快な音楽でリズム良く話が進むためか、気づけばこの世界に引き込まれていて邪念が入る隙が無かった。
 英雄の弟でありながら敵国のダンスを踊っているため無表情なことが多かったギョンスが、タップダンスを踊りながらふと笑顔を見せたとき、「ああこの子は本当にただ踊りたいだけなんだな…」と泣かされた。最後10分くらい泣き続けた。平和とは自由が保証されていることなのだと改めて痛感させられた。
 言葉の通じない2人が丘の上でタップダンスを踊っているシーンと、女の子とギョンスが互いに別の場所で踊りながら走るシーンが大好き。

 ある程度事実に基づいている&音楽系だから絶対に好きだろうな〜しかも主演がギョンスなら絶対に観たい!と思っていたけどU-NEXTの有料レンタルしか無く、借りるかな〜と思っていたらネトフリに登場して大喜びで観た。
 期待値が高いとがっかりしがちというジンクスがあるためドキドキしていたが期待通りだった。厳密に言えば、期待を超えたところもあったけどPG12なのにかなりグロくて(戦争映画このケース多い気がする)そこがかなり辛かったため±0で期待通りという感じ。
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