奈月

BLUE GIANTの奈月のネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 ライブに行くのが好きならきっと好きだよと勧められて鑑賞した。リバイバル上映ありがたい。
 ライブならではの熱狂の再現が上手かった。観客の中に自分がいた。私も3人の様子を見守り、玉田のドラムの成長を見守っていた。本当に頑張ったね。
 古いワンルームに暮らして、ピアニストがするには危険なアルバイトをしながらピアノを続ける雪祈が、バイオリンを背負って表参道駅から電車に乗ってきた女の子を見て「音楽をやるには条件がある」と語るシーンが印象的だった。彼も玉田のように、ベッドとソファとドラムが置ける都内の部屋に暮らして、たいしてバイトをしなくても突然の2人暮らしに対応できる程余裕のある人生だったら、きっと今も両手でピアノを弾いていたと思う。
 雪祈がピアノと自分の才能に固執していている様子を見てきた分、事故後に手が映った瞬間ゾッとした。雪祈がピアノを諦めなくて良かった。
 退勤後にレイトショーで観たブルージャイアント、あまりにも眩しかった……
奈月

奈月