戦争中の、他国のダンスすら自由に踊れない、才能ある若者や罪のない人々が呆気なく死んでしまうような環境、肌の色や国籍が違うだけで差別されるような世界で、それぞれの目的の為に人種を超えて作られたタップダンスのチームのお話。
軽快なジャズが気持ち良いし、
ダンスパートも多く楽しめます。
映画館だとタップダンスの靴の音が響いて良いですね。技術も凄いし、ブラバンの音もカッコ良く引き込まれました。
捕虜達は管理下のもとある程度は自由に生活していますし、一見すると愉快そうな映画ですが物語が進むにつれ、戦争の怖さや残酷さ、個人の無力さを思い知らされる映画だと思いました。
ダンスに焦点をあてているのかと思いましたが、しっかりした戦争の映画だと思いました。
明るさだけで突っ走る訳ではないので、イメージと違う、という事もあるかもしれません…
個人的にはもっとCMをやって、もっと上映する劇場を増やせばよかったのに、と思ったくらい良作でした。
好みはあるかもしれませんが、良く出来た映画だと思います。