ともぴ

スウィング・キッズのともぴのネタバレレビュー・内容・結末

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

全員がタップダンスに魅せられる。
登場人物たちも、私たちも。

これは劇場で観ることをオススメしたい。

複雑な事情が国を超えて絡み合い、みんな不自由でやるせない情勢の中、様々な視点から物語が進んでゆく。
彼らにとって救いは何なのか?自由は何なのか?敵は?味方は?正義とは?人の思いは?そして容赦なく繰り広げられる差別…
登場人物も多く、ストーリーとしてはかなり難解になるはずなのに、問題なく理解できたのはすごい。
脚本はもちろん、役者さん、音楽の素晴らしさのお陰なのでしょう。とんでもない映画だった!

ただ、そういう情勢の物語なので幸せなことばかりではありませんでした。
劇場を出る時にはグシャグシャに泣いてしまった。いや、出てからも思い出し泣きしている。
こんなに心から楽しくて、こんなに哀しい映画は初めてかも。

とんでもない映画でした。
映画館の音響で観られて良かった!
ともぴ

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