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天気の子のflowerのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
3.7
前作に比べると
登場人物たちのバックグラウンドが
弱いなとは思ったけど、
ちょっと粗く仕上げてきたのも
深海監督の意図なのかしら

深海監督のプレッシャーは
前作の大ヒットがあっただけに凄かっただろうな


ここぞというタイミングの音楽の使い方は
前作同様にゾクゾクさせてもらいました!


帆高が大人たちを振り切って突き抜けてくところは
苛々しつつも、どこかで背中を押す自分もいて。

大人からしたら諦め、だとか
割り切る、だとか
"大人になる"っていう一言で括ってしまう
果たしてそれは本当に"大人"と指すのだろうか

大人になりきれない子供は
足掻いて、もがいて、抗って、必死になれる

それこそRADの歌詞にある、
♪勇気や希望や絆とかの魔法
使い道もなく大人は目を背ける
っていうとこと自分の中でリンクしました
この歌詞めっちゃすき洋次郎さんほんとスゴイ...


公開当日に観てないけどなんとなく記憶してるのは
天気の子が公開されたあたりから
全国的に雨続きだったのが晴れだしたような。

お天道様から深海監督への
ちょっとしたサプライズだったりして。
...天の気分だから理由はわかりませんな!笑

昔の逸話と絡めてくる、ああいう展開は
個人的に凄く好きですw
サプライズゲストもいたりして、
あれが一番嬉しかったり。

よく見慣れたお店や、大人になったら行くこともあるお店w←とか、初めて入ったときのワクワク感なんかめちゃくちゃ分かる気がして。笑
そういう親近感を覚える情景描写が多いから、アニメだけど現実世界とリンクした密な感覚を覚えて、時には懐かしくも感じ、なかなか面白かったです。
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