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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのgockのレビュー・感想・評価

3.5
ドクター・ストレンジが、マルチバース横断能力者アメリカ・チャベスを謎の敵から救うため、アベンジャーズ最強の魔女ワンダを訪ねるが──
サム・ライミの監督作は久々で心配したが良かった。
というか『スパイダーマン ノーウェイホーム』並の情報量なのにバトルとストーリーを同時に展開させて要らない箇所を極限まで削ってあり上映時間を僅か2時間に短縮してるし凄い。
サム・ライミ特有の、怪奇映画のようにわざと古めかしくした手法やベタな展開がピッタリ合ってた。また今まで強すぎて人間味がなかったストレンジの人間としての魅力も充分出てた。ウォンやチャベスやガルガントスや他の色んな奴も見せ場を貰ってた。
ワンダは前からこうなるのを期待してたが同時に凄く可哀想でもあるし相反する2つの気持ちがあり複雑。MARVELスタジオは必ずワンダを何らかの方法で救うはず。それ込みでライミに「今回はワンダを怖く描いてくれ」と依頼した……と僕は思う。
アベンジャーズ的な、次のクロスオーバー大作はライミが良いな。
「ワンダをバケモノとして描きすぎて可哀想」という以外に欠点がない、あまりに良いところばかりの『アイアンマン』『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』等、MCUの流れを変える一本だと思った。

ブログに感想書きました
https://gock221b.hatenablog.com/entry/2022/05/05/061703
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