このレビューはネタバレを含みます
事前にホラー映画と予告されていただけあって、特に中盤の容赦のなさはエグかった。マーベルの中では珍しく露骨な人体損壊描写だし、チラホラ炭化シーンもあって慣れてないとビビるかも。
内容はホラーのテンプレにマーベル要素を組み込んだ感じで、ワンダの悲痛とIWでストレンジの選択がテーマ。
ワンダという悪霊が成仏して贖罪に善行を行う一方で、ストレンジは「これしか選択がない」という、あの一本指で示した唯一の可能性が、実は諦めによるものだったんじゃないかと物語を通して突きつけられる。
(事実としてアニメではサノスの別の可能性が描かれていた)
だからこそ、アメリカのパワーを奪わず、信頼して励ますことが、それまでのストレンジを脱却する成長として成立してる。
ワンダビジョンを未見だとわからないこともあるけど、逆に悪霊が誕生するエピソード0として見てみるのも面白いかも。
あれ、でもこれ、NWHでストレンジ博士が魔術使ってなかったとしても降り掛かってた災難じゃないですか???