このレビューはネタバレを含みます
てっきり「必要だったのはそれぞれを知ることエンド」かと思ったら、まさかの白人警官が殺意増し増しでビビった。すれ違いとかじゃなく、純粋に殺意に満ち溢れてて何があんたをそこまで駆り立ててるんだよ。
めちゃくちゃど直球にBLM運動の発端となった事件を下敷きにしてるから、実のところ白人警官には黒人を恨むような大それた理由なんてなく、「みんなが蔑んできたから自分も」みたいなノリが暴走してそう。
(「息ができない」の時点でもう完全にそれ)
主人公は結局ループ自体からは脱出できないものの、それは決して絶望を意味するわけじゃなく、希望を抱かせる締め方にしたのはお見事だった。
ただ警官以外に殺されるのはもう殺意とか関係なく因果律に囚われてません?
ネトフリの予告で「100回繰り返してる」と言ってて99回目が対話パートだったから、これはたぶん死ぬんだろうなあと薄々分かってしまったのが勿体なかった。