きなこ

黒い司法 0%からの奇跡のきなこのレビュー・感想・評価

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.2
これが30年くらい前の話だということ。
差別があったのは遠い遠い昔のことなんだよ、なんて全然言えないじゃないか。
だからこのテーマの映画は後を絶たないのかな?去年の今頃、グリーンブック やブラッククランズマンを観たな。どれを観ても、悲しさや憤りは共通。できることってなんだろうと思いつつ、その先にはたどり着かないな。。。
最後、エンドロールに含まれる情報がとても多くて、ちゃんと最後まで見てて良かったです。

邦題を見たら、きっと奇跡が起こることがわかるのに、それでも心配だったし、たくさん悔しかったし、後半ずっと泣いてたし、最後は鳥肌だった。
ガンガン響く食器の音も、号泣だった。
そもそもこれ、奇跡って捉えていいんだろうか。本当は当たり前のことのはずなのになあ、とぼんやりやるせなくなったり。
若い看守さんや、検事さんや、証言者、色々な人の良心にスポットを当ててくれたのに救われた部分があった。
正義は勝つんだよ、って綺麗事っぽいけど、それでも言いたくなる作品でした。

メインの2人がとってもよくて。
最後のシーンの仲良し感が嬉しかったな。
マイケルジョーダンを見るのは2回目で、1度目はフルートベール駅で、だったので、同じテーマの作品ですね。
真摯でまっすぐ、頼もしくて温かい弁護士さん、好演でした。
ジェイミーフォックスの存在感はかなり効いていた。
ブリーラーソンも、ルームしか見たことないけどすごくいい役だった。

ちょっとだけ寝ちゃったのは、
たぶん、花粉の薬のせい。。。
また観ようっと。

2020-15
きなこ

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