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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえの93n35i5のレビュー・感想・評価

2.8
タイトルにピカソを引き合いに出しているが、『芸術と政治、それぞれがそれぞれを映し出す』というメッセージをこのドキュメンタリーに与する位置付けでサラッとゲルニカが出てくるだけなので、ピカソの逸話なんかを期待して観ると肩透かしかもしれない。飽くまでもナチスによる美術品略奪を語る内容でしかない。
戦時下という状況においては基本いつの世もどこの国でも美術品の押収や略奪というのは起こっている。ナチス政権下ではそれが特段際立ったという事でしょう。
行方がわからず見つかっていない美術品はまだまだ数多有る、と思うと、哀しい背景や複雑な事情を考慮するべきとは思いつつも大作発掘のロマンに胸踊る自分がいる。
ナチスとアートの関係性、幹部らのアートフリーク性はナチスヲタクとして熟知していたのでその辺に関しての目新しい情報は特に無かったし、同じくナチスに興味がある人なら周知の内容だと思われる。ただゲーリングが話のメインで凄く沢山映るので、ああゲーリングを眺めたいなあとかいう人には最適です(笑)。後これは同士への諸連絡ですがシュペーアも数秒ながら映ります!!
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