キャワレオン

ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえのキャワレオンのレビュー・感想・評価

3.6
ドキュメンタリーだった。
本作でも最後の方に言及されていたが、芸術を鑑賞する上では作者の歴史や思想等表面的でない部分にも着目するのが大事だと思う。
そういう意味では、美術館に赴き絵を眺めるだけでなく、こういったドキュメンタリーや書籍からより深い情報を得るのは意義深い。
ってピカソ全然出てこないやんけ!
題名詐欺やろこれw
退廃芸術展とか大ドイツ芸術展とか世界史で昔やった記憶あって懐かしかったけど、これはヒトラーのホロコーストと美術品略奪についてのドキュメンタリー。
もっとゲルニカ空襲とかパリ万博とかそういうピカソ絡みの話がメインにあるかと期待していた。
西洋美術史か世界史とかなんとなく分かる人じゃないと中々話についていくのが難しいと思う。
ヒトラーが画家を目指していたがアカデミーに二回落ちたってのは知らなかったけど、もしヒトラーが画家になっていて政治にあそこまで手を出していなかったら世界は変わっていたんだろうなぁとおもった。
そういう点で言えばフィクションと違ってドキュメンタリーは面白い。
グッドマンさんのお話はちょっと響いた。
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