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シークレット・ヴォイスのshishishiのレビュー・感想・評価

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)
4.8
前作「マジカルガール」と同様、爬虫類顔の女優(リラ)がファムファタールとして配置されている、まぎれもないベルムト映画である。
まぁ、リラのファムファタールっぷりはぜひぜひ映画を見て確かめてもらいたい。
オレ的には「マジカルガール」のバルバラ以上に怖かった。アァ怖い、、、
今回リラに"沈んでゆく"のはヴィオレッタという女。彼女が"沈む"事が決まったのはあの服を選んだ時か、死を覚悟した時か、その髪型にした時か、リラを知った時か、リラの母が歌手を目指した時か、、、
全ては、あらかじめそうなるように決まっていたのか、、「運命」という言葉について考えざるを得ないこの映画の結末(または全編)に背筋が凍らずにいられるか、、、

前作同様に画面は清潔を保たれながらも、どこか凶々しさがアップしている。まさに「マジカルガール」は今作に至るためにあった映画のように思える。すると、、もともとこの映画の登場はあらかじめ決まっていたのだろうか、、、
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