このレビューはネタバレを含みます
ロシア製のホラーは初めて観た。写されると被写体が死ぬというので心霊や悪魔的な物語を想像したが不変の時空連続体に干渉すると生物が死ぬというSFチックな設定だったのは意外だった。終盤になるとカメラの恐怖だけでなく仲間内に裏切者がいるかもというサスペンス要素も加わるのはよかった。ただイラとガルノフはそもそも何の目的で若者を誘い込んで殺すのかがまったくわからないし、自分がイラの立場だったらいつ自分に向けてシャッターが押されるかわからないのに何も知らない人間にカメラを持たせるようなことは危なくてできない。