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クーリエ:最高機密の運び屋のparaのレビュー・感想・評価

4.0
キューバ危機の最中、核戦争を回避するためにその水面下で行われていた国家機密を巡るやりとり。
スリリングな展開にハラハラしながら、
脚色ありとしても現実にあった話なので…
自分が当事者なら持ち堪えることが出来ないかもと考えながら、
ベネ様の演技も迫力があり、スクリーンに引き込まれる。

最後にご本人の当時の映像が流れ、このスパイらしからぬ飄々とあっけらかんとしたある意味で肝の座り具合に驚愕。
スパイ教育を受けていないセールスマン。
いや生粋の、本音と建前のセールスマンだからこそ、ソビエトの厳しい追求を掻い潜ることが出来たのか。



世界の平和を願った良心は、今もロシアでは称えられることなく冷たい土に横たわっている。
そのことがとても悲しい。




全く関係ありませんが、ミッドタウンでは007の車やバイク、スーツなどを展示中。
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