このレビューはネタバレを含みます
「郵便」がキーワードの新たなサンタクロース誕生秘話。
子どもでも理解できて、かつ夢を壊さなくて、本当に素敵な作品でした。
チョコミントさん(@5621)に感謝!
『本当に欲のない行いは人の心を動かす』
ここに全部詰まってる。
パパが王立郵便局を運営してるクソ坊ちゃん郵便局員・ジェスパーは暗く寒いスミレンズブルクに赴任させられ、1年で6000通の手紙に消印を押すよう言われる。
そこで人を寄せ付けないおもちゃ職人のクロースと出会う。手紙に書かれたおもちゃを一緒に配達するうちに2人の間には友情が芽生え、子供たちも学校に行き始め(手紙を書くため、がスタート)、最終的にずっと続いた二つの民族の戦いを終わらせることになる。
やがてそれが長年争っていた住民たちの争いを終わらせる。
と言っても、直接的には二つの民族の長の子ども同士がくっついたことで争いが終わるんだけどw
ラストが悲しくて切なくて、でも単に悲しいというよりは寂しいに近いかも。
クロースが呼ばれて消えてしまうけど、サンタクロースになることを仄めかす終わり、本当に素敵。