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ラヴィ・ド・ボエームのENDOのレビュー・感想・評価

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)
4.0
アンリ・ミュルジェールの古典文学『ボヘミアン生活』を映画化。貧乏な画家・哲学者・作曲家が3人で協力して細々生きていく。主題は画家であるペロンパーとイヴリヌ・ディディ演じるミミとの恋愛劇に変貌する。騙されやすいレオーや奢ってくれる紳士にルイ・マル、出版社の社長にサミュエル・フラーなど豪華な脇役たちが彩るもかなり地味。散漫なのは原作が散文的だから意図的なものらしい。無言で無表情なペロンパーだが最後にお花を摘みに行く場面のクローズアップは何とも泣かせる表情。3人で三輪自動車のリライアント・ロビンMk1に乗って移動(『Mr.ビーン』に迫害されるあの車)するシーンが微笑ましい。エンドロールでは『雪の降るまちを』。
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