ラヴィ・ド・ボエームの作品情報・感想・評価

「ラヴィ・ド・ボエーム」に投稿された感想・評価

DVD鑑賞

隣人との連帯一致の可能性を信じることが人生における希望なのだと思う。
ask

askの感想・評価

4.7
カウリスマキのセンスと技術が炸裂してた。
のん

のんの感想・評価

4.0

H・ミュルジェールの「ボヘミアン生活の情景」を原作としていて、私は最初プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」ベースかと思ったら原作を同じとする別ものだったのね。

作家、画家、音楽家、それぞれみんな若くもなく、胡散臭くとぼけた感じがミソ。悲劇と感じさせない彼らのおかしみに笑ってたら不意をつかれる後半でした。


ラスト、急に「雪の降る街を」(Toshitake Shinohara)が流れてびっくり。
脚本 5
演出 5
画作り 4
音 5
独創性 5
関心の持続 5
演技 5
陶酔感 5
言葉 5
バランス 4
colllina

colllinaの感想・評価

4.9
大好きです。いつもより長めのカウリスマキだけど、二時間ぐらいになって、
二時間ぐらい幸せな気分だった。

もう、たまらないじゃないですか。マッティ・ペロンパー。
ますます好きになっちゃうじゃないですか。なんで、そんなに一途で、
いとおしいんだ。ああ、もう本当にすべてが好き。かっこいいよ。ベレーはずるい。
あのシーン、どのシーンとは言えないけど、もう大好きです。

そして、ジャン=ピエール・レオ。もう、あの現れた瞬間の存在感は。
レオも誰にもない存在感があるんです。マッティとはまた違っていい存在感。
今日、確信しました。

私の中のマッティ・ペロンパーとジャン=ピエール・レオは二大巨頭です。

二人が同じシーンにいたなんて、もう奇跡としか思えません。
俳優だけでここまで興奮したことはない。
アキもたまらなかったんじゃないかなぁ。

そして、アンドレウィルムと、カリヴァーナネン。
いいやつらなんすよ。
カリヴァーナネンとかいつもより強気なのが面白かったり。

そして、ルイマル!あの、ルイマルですよ!素敵な紳士。

ライカももちろん、素晴らしい俳優でした。

もう、どのシーンも好きだし、雪の降るまちは、びっくりしたけれど
アキのセンスは半端ないなぁ。マッティ、好きだよ。そんな背中見せられるひと
マッティしかいないよ。

すべてが好き。それでも、暗闇から出てくるロドルフォが見えるから。
ちいさな、普通のことをまるまる愛す、というか愛せってかんじ
「特別じゃない僕たちは特別じゃない人生を悲しいほど真剣に生きている。」だな(太郎水)
それにしてもカウリスマキのキャラクターが、マッティペロンパーが、口角を少し上げたような気がしたが、気のせいか否か……。
きったないフランスばっか映してるけど、
それがまた人間らしいし、出てくる人たちのハートフルが際立ってて素敵に見えちゃう






雪の降る街を

思い出だけが通り過ぎていく

この思い出を

いつの日か
pika

pikaの感想・評価

4.0
国や人間が変わればドラマも変わるといった具合に、フランスを舞台にしたためか他の作品と比べると喜怒哀楽などの様々な感情は、重ねて混ぜ合わせるでなく細かく刻んで炒めたような印象で、一つのシーンの中で笑える瞬間と切なく胸が締め付けられるような瞬間とが交互に訪れ、ドラマを楽しみながら感情の波が行ったり来たり寄せては返し、画面の向こうの虚構の世界なのにいつの間にやら一緒にタバコをふかして空間を共有しているような、そんな独特で素敵な映画体験だった。

金銭や生活に対しては無頓着で芸術に対しても中途半端だが、友情に対しては真摯なルーザートリオの山あり谷あり。
夢も挫折もゆるゆるな生温さで教訓めいたものもなく、パンチ力抜群な笑い所と泣き所が映画と言う娯楽だから、ではなく人生とはそういうもんだ、とばかりな自然さで叙情的。
無表情と省略は通常運転ながらも、孤独ではなく仲間と恋人がいるからか台詞も多く自分を表現するという丁寧さがストレートに笑えて泣ける。
もっとドライでもいいんだけどなぁと思いながらもたまらなく愛おしい傑作。最高です。

今作のカメオはルイ・マルとサミュエル・フラー。いい役といい味。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
今まで観たカウリスマキの中で1番贅沢で完成度が高いように感じた。そして1番好きかもしれない。DVD手に入れたい、しっとりしたいときのために。
今日は「揺れる大地」をみてしっとり気分だったのでさらにしっとりしたくてこれを選んで正解でした。底なしの泥沼のような不幸、貧乏がよぶ不幸、不幸が不幸をよぶ。この感じがたまらない、ずっしりとしているのに教訓めいてなくてすき。
贅沢っていうのは、マッティペロンパーとアンドレウィルムとジャンピエールレオが共演してるから!!この3人三人ともヘンテコな脱力感で画面を食べちゃうのでもう贅沢でした。ほんと、カウリスマキはヘンテコな顔をピックアップするのがうまい。
設定からしてすき、作家と画家と作曲家3人が集まってしまうさすがパリ。いいな〜わたしもそんな出会いしてみたい、パリは特別な街だ。

マッティペロンパーの深い低音の声がかっこよすぎる…!ばりばりびりびりしてる。
Nishmarra

Nishmarraの感想・評価

4.1
毎度のことではあるが、その中でもこの作品は特に登場人物たちの「潔さ」が可笑しくて哀しい。カウリスマキの作り出すこのえぐみのニュアンスがちょうど好き。定期的にきちゃう。
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