ゆず

ラヴィ・ド・ボエームのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

家賃滞納でアパートの立退き命令を出された小説家マルセル。マルセルとレストランで知り合った画家ロドルフォ。元マルセルの部屋に新しく入居してきた音楽家ショナール。パリで暮らす激貧芸術家3人組の友情と、物悲しく切ないロマンス。

これまた適当で超だらしないのに、なんだか愛しいおっさんたち。食べるものにも困るほど無計画でちゃらんぽらんなくせに、時折り友人や恋人のために見せる行動力にときめいてしまう。ピクニックのシーン、詩集を燃やすシーン、ロドルフォを迎えに行くシーン。そして終盤ロドルフォが絵を売り払い(芸術分かってるかどうかはおいといてあの砂糖工場主もいいやつ!)、マルセルは本を、ショナールは車を売るシーン。ものすごくキュンときた。この人の描くおっさんたち良いな。どうしようもないのに妙に愛嬌があって憎めなかったり、根が優しくて純粋だったり。好き。

ショナールわけわかんなくて好きだったなー。いっつもどっちかの家でダラダラしてばっかで(というかもしかしてマルセルと同居してたのかな?w)仕事してるとこ全然見てない気がするんだけど!女口説いてばっかで!wあいつ本当はカードで稼いで生活しているただの賭博師なんじゃなかろうかww演奏聞かせてる時の、あの全員真顔で何も言えない空気笑い転げた。
\お前を逮捕する/
ゆず

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