田最環

アスの田最環のレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.2
たしか、ゲットアウトと同時期か、その少し後に出た作品だった記憶。
今更視聴。

主人公が子供時代ひょんな館に入り、何かの障害(失語症?)を発生してしまうが、そのまま大人になり結婚、子供もでき幸せな生活をしていた。とある日バカンスで別荘に越し、夜になると謎の四人組が現れたと思ったら自分だった…!な話。

思ってたより微妙でした。
ホラーよりかはサスペンス。黒人家族、なかでもアデレードと娘が強いので意外とあっさり展開が進みますね。

どうやらアデレードは子供時代、館でレッドと入れ替わっていたことが判明。
結構序盤から伏線出すなぁ(話すの苦手発言、館から戻って話せないとか)と思ったらそのまま終盤でそのまま説明されておしまいって感じでした。

でもそうするとレッドはデザードの歴史知らないはずなんだよね。アメリカ政府の実験で作られたと言う下りも、実際には作られてないので…。矛盾してる気がする。


クローン人間はテザードと呼ばれているらしく影は影同士で人類の征服という壮大な計画を持っていたことに驚いた。なのに武器は鋏かい!
この世界線のアメリカは銃という概念がないのかな?

息子の影はなんで火傷してるのか気になった。

黒人は暗いホラー向いてないね。単純に皮膚と同化して見づらい。部屋暗くして視認できたので…。
黒人といえば、この作品白人しか死んでないんだよね。バカンスで一緒にいた白人家族から妙にマウントをとられているところからしても、
暗に白人に虐げられてきた歴史のある黒人が、優位に立とうとしていることを示唆しているのかなぁ。

白人奥さんが警察呼ぼうとしたらファックザポリス流れるのは面白かった。
田最環

田最環