勝ったのは農民だ

アスの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

※今回はラストまでネタバレします。
未見の方は読まないことをオススメします。🙇🏻‍♂️

【確かに、格差社会映画でした。】

自分は元々、ホラー映画は苦手なんですが、

今作はホラー映画というよりは、

“コメディ出身監督の格差社会映画”

として以前から気になっていたので観ました。

実際に観てみると、意外と真正面から残酷シーンをしっかり撮った感じのスプラッター映画じゃないので、ホラー映画の苦手な自分にはむしろよかったです。観やすかった。😅


で、格差社会をテーマにした映画としては、

あの白人の友達の家に乗り込んできた時点から、🏘
(もっと言うと、)序盤の砂浜で遊ぶ時点から、🏖
その気配がうっすら漂っていましたけど、

ラストまで観ると、なるほど、しっかりと“格差社会映画“の印象が記憶に残りました。

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【大好きな『ジョーカー』と一緒ですね。】

単純に感想を言うと、面白かったですよ。♨️

脚本に関しては、

正直、分からない部分や設定に無理があるように感じるところも多々あるんですけど、

序盤で伏線を張って、終盤でちゃんと回収している印象の方が強いです。📖

あと、コメディ出身監督のホラーというのがよく分かります。🤣

主人公家族の親父のコメディ・センスの悪さが笑うに笑えないですけど、それもジョーダン・ピール監督の意図した脚本だと思いますし、😅

個人的に一番好きなのが、友人の家族の家で、女性が警察に通報しようとして、🗣(あの機器の名前をド忘れしましたけど…、)あの機器の声認識が誤解するくだりが、

悲惨だけど笑ってしまうようなシーンで、(何度も書いてますけど、)本当に「喜劇と悲劇は紙一重」ですね…。🃏

それに、今作も『ジョーカー』同様に、現代社会のメタファーとして、ちゃんと“格差社会映画”に感じました。

“縁の下の力持ち“というよりか、「上の人は知りもしないところで、下の人は汗と涙を流している」ってことは実社会でよくありますね…。😿

勿論、“クローン人間を否定するメッセージ“もあるでしょうが、一番は、”格差社会の批判“だと思いました。

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【「影は続くよ、どこまでも。」なラスト】

ホラー映画のあるあるネタで、集団が2手に分かれたり散り散りになることはよくあるんですが、今作でも、ルピタ・ニョンゴが1人だけ突っ走って単独行動をとりすぎてびっくりしました。😱

あと、自分はオリジナル版は見ていないんですが、『ファニー・ゲームU.S.A』とあの舞台や赤い衣装が似ていますね。
あの作品自体は非常に嫌いですけど、あれを観て映画に対する精神的免疫がついたので記憶に残っています。

あと、これも未見ですけど、(というか観たくもないんですが…、)ラストのあの描写は『ムカデ人間』を思い出しました。🧍‍♂️🧍‍♂️🧍‍♂️🧍‍♂️🧍‍♂️

あのラストのその先、どうなるんでしょうか❓
気になりますけど、続編を作って欲しくはないですね…。😅

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【解説サイトを読みたいです。】

中盤から思っていた以上にスケールのデカい話に展開していったので、そこは完全に予想外でした。😱

オチは最初から予想出来た人もいるみたいですけど、自分は予想出来なかったので驚きました。

ただ、逆にいくつか疑問も浮かんだので、解説サイトを読むと分かるかもしれません。😔

自分にとって、“ホラー映画の怖さ“って“得体の知れなさから来る不安“が大きいんですけど、一回見て結末を知ったら、もう怖くないですね。😄
再度見返したら、新たな発見もあるかもしれませんし、🔎
時間があればもう一度観ても良いぐらいには気に入りました。