おん

ONE PIECE STAMPEDEのおんのレビュー・感想・評価

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)
3.9
ワンピース映画史上最高傑作

原作はすべて読破済み。
あまりGOLDが面白くなかったのでどうしようか迷っていたのですが、ちょうど時間ができたため視聴。

・感想
見に行ってよかった!ストーリーに関してはジャンプ漫画映画化あるあるのベタofベタで逆にこれを外すほうが問題なのでOK。
結局私としては、漫画原作かつアニメ放映中作品の映画化に期待しているのは、どれだけ原作ファンを楽しませる展開を作っているかと、どれだけ普段の30分アニメではできない映像を作っているかでした。

前者の原作ファンを楽しませる展開に関しては、20周年ということもありもはやアベンジャーズがアッセンブルしてましたねー。
特にグランドライン序盤のキャラクターが多く登場していたのに関しては、ワンピースをいろんなタイミングで見始めたすべての層に楽しんでもらいたいという意図が含まれていたんでしょう。
ラストバトルの海賊、海軍、革命軍、七武海の様々な立場の役者たちが勢ぞろいし、回転カメラを用いて紹介するシーンは、さながらアベンジャーズ1のアッセンブルシーンですよ。
私の頭の中ではアベンジャーズのテーマソングが流れて止まりません。

後者の普段のアニメでは見れない映画館だけの楽しみ。
これが今回は最高でした。GOLDではすっかり見られなかった最高のアクションシーンだらけじゃないですか。
特によかったのは、ダグラスバレットVS最悪の世代のバトルシーケンス。
覇王色の覇気のぶつかりあいから始まり、キャラクター全員に見せ場がある素晴らしい映像は、個人的これまでナンバーワンのONEPIECE Zのクライマックスシーン超えてました。

少し文句をつけるとすると、バレットのビジュアルとCGの使い方。
バレットの変身一段階目はフランキーみたいで少しダサいのと、二段階目はちょっとやりすぎかなーと。
CG技術が乏しいので、スパイダーバースのような3Dキャラと2Dキャラが同じ画面内で躍動するような奇跡の映像美は作れないので、そんな難しいことはしないほうが良かったのではないかなと。
おん

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