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アイデン&ティティのdojiのレビュー・感想・評価

アイデン&ティティ(2003年製作の映画)
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『サイタマノラッパー』とはまた違うやり方で、この映画ではロックという音楽を日本でやることのイタさやダサさのようなものに自覚的だった。それでもこちらの語り口は少し夢見がちで、憎めない少年性に溢れていて、ぼくはどうしてもこころが動かされてしまう。

そしてなにより、完璧ではない完璧さをもつ麻生久美子演じる彼女の存在がすばらしかった。彼女の笑い方と、完璧なタイミングではじまるライクアローリングストーンに拍手。やらなきゃいけないことをやるだけだ。
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