このレビューはネタバレを含みます
名画座・早稲田松竹でかかるというので2回目の鑑賞としゃれこみました。
この作品は情熱と決意の映画じゃないすか?
この世界を生きていると、ただ笑って、言い訳をして、自分に降りかかる理不尽と対峙しなければならないときがあるじゃないです
宮本も自分ではどうしようもなかった敵と出会ってしまって、
絶対に守るといった大切な人を傷つけられてしまう
宮本がしたのは復讐なんすかね?
ぼくは決意なんじゃないかなと
宮本にとって、かなり個人的なことで
靖子ですら敵だったと言ってますもんね
これから、どんな理不尽が降りかかったとしても、おれはそんな加害許さないし、てめーらはあぐらかいてんじゃねぇぞ!
おれは誰になんと言われようと、こいつらを守ると決めたんだから障害はぶち壊して進んでいくぞっていう
だから、最後家から遠く離れた地でなにかに気づいて、
普通ならあり得ないですが
距離とかそんなものを超越して、靖子を守りに戻る
ここで吐くほど泣いちゃいますよね
あと、意外とこの映画のスタートしっとり落ち着いてるんすね
激情!ってイメージがついてたので驚きました
あそこでは、宮本はかなり落ち着いていてどっしり構えている
親たちに非難されようと何も気にせず構えている
過去のパートが始まると宮本は浮き足だって、情けない
だが、どんどん苛烈になって、体に赤を纏う(血をね)ようになりますよね
最後は血まみれ
情熱の赤
乗り越えた宮本にも最後のシーンで服に血がつきます
靖子を守るときには情熱の赤が吹き出てくる
人生はバラ色で
情熱のバラを食らって、自分のうちに抱え込みエンディング
たまんない作品ですね
ぼくも心に1本のバラを持って生きていきたいなぁー