仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーションの田山信行のレビュー・感想・評価

相変わらずお決まりの廃工場ロケって画ヅラは仮面ライダー映画が低予算だってことを感じさせるがアクションともなると縦横無尽なカメラワークで魅せるのでそんなアラも吹っ飛ぶ。撮影機器の小型化と進化がもたらした恩恵で躍動感ある映像には安っぽさを感じさせない。とにかくライダーのアクションをカッコ良く見せようという気合いだけはアベンジャーズにも負けていない。絶対に時間ない中であんなにグワングワンとカメラ動かして乱戦を長々と見せてるの凄いぞ。テレビと並行して撮影が敢行されている訳で制約も多い中でこれ以上望むのは酷か。でももう少しブラッシュアップされたライダー映画を観たいとは思う。新たな時代を担う令和1号ライダーというテーマを本編の設定と上手く絡めつつ気持ちよく描き切っている。