法廷ドラマというよりヒューマンドラマとしての側面が強い作品なので、その視点から観ればもっと満足度が高いのかも。自閉症に対する理解度みたいなものがかなりしっかりしているなと思ったらウヨンウの製作陣と同じなんですね、これは納得。身近にいないとどうしても穿った見方が先行してしまうけれど、大多数と違うことは個性であり特性を持ったということ、触れてみないとわからないことが沢山ある。ジウの言う通り、人は笑っていても他者を利用するし怒っていても相手を誰よりも想うからこそだったりもする。大半は自分に笑いかけてくれるあなたは果たしてどちら？というのは誰だって見抜くのは非常に難しい。自分の心に正直である少女との出会いによって本来持つ心への熱心さを取り戻していく過程、ふたりが心を通わせていく過程がうれしいね。また観たいなと思える一本。
