【「無垢な」証人が、余計な垢や、大人の汚さを涙で洗い流してくれるヒューマンストーリー】
ストーリー：3.3
芸術性：3.9
演技・俳優：4.2
演出：3.9
感情の揺さぶり：4.2
2025年33本目。
心が洗われるような映画だった。
チョン・ウソン演じる主人公スノはもちろんのこと、ジウ役の子、母親、そして脇を固めるメンツも豪華で、物語がスイスイ入っていくし、映像や音楽がとにかく綺麗。
ストーリー自体は最後ちょっとひねりがあったけど割とすんなり行く感じで、だからこそ安心して見進められる。スノとジウが一歩ずつ距離を縮めていく様子が暖かく描かれていて、見終わった後幸せな気持ちになれます。こういう映画は奇想天外な展開は必要ないですね。真相が予想を裏切ってくる形で十分面白かったし。
個人的に、自閉症スペクトラムを描いた作品では、やはりウヨンウがひとつ頭抜けてると思っているのだが、本作も合わせて観た方がいいくらいには役作り含めよく描けていると感じた。
