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英雄は嘘がお好きのakrutmのレビュー・感想・評価

英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)
4.0
飛行機の中で観賞。19世紀初頭のフランス・ブルゴーニュを舞台としたコメディ映画。ジャン・デュジャルダン演じる女たらしの大尉シャルルはポリーヌという女性と婚約するが、すぐにオーストリアに出征してしまう。そのままシャルルから一向に連絡がなく塞ぎ込んでしまったポリーヌを案じた姉のエリザベス(メラニー・ロラン)は、シャルルからの手紙を偽造して妹を励ます。そんなこんなで3年後のある日、エリザベスはみすぼらしい姿で帰ってきたシャルルと街でばったり出会う。嘘をばらしたくないエリザベスの協力を得たシャルルは、ポリーヌの前に英雄として現れるが、あまりにも大げさなホラ話を連発するために、エリザベスは全員に真実を打ち明けようとして、英雄のままでいたいシャルルと言い合いになっていく…

なんと言ってもこの映画の見どころは、いかにもインチキくさい貴族が似合っているジャン・デュジャルダンと、これまた生真面目でお固い雰囲気を見事に醸し出しているメラニー・ロランの二人の間で繰り広げられるユーモラスなやり取り・掛け合いにある。相変わらず、ジャン・デュジャルダンがいい味を出している。ローラン・ティラール監督の前作で、デュジャルダンがやはり主役を演じている『おとなの恋の測り方』はラブコメであるとともに外見による差別というシリアスな内容でもあったが、本作は単純なラブコメなので、何も考えずに素直に楽しめるエンターテインメント性の高い映画である。