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ロード・オブ・カオスのKAZUのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
3.9
Indie Rockが好きなひとからしたら、ブラックメタルなんか蔑む対象だし、悪魔崇拝だの国家主義のナチズムだの音楽に持ち込むなんて、もう頭がおかしい。しかし、それでもメイヘム事件は音楽ファンでは知られているし、作品としても高スコアなので滑り込み鑑賞🎸

これは、前評判どおりエグい!
こいつらマジキチだけど特にヤバいのが序盤のデッド。コイツはロック史に刻まれる幾多のマジキチを余裕で凌駕するヤバさ。ライブ中に身体を切り刻み、カラスの死臭を嗅ぐ習慣だったりと。登場時間は少なかったけど、一番インパクト残したね。彼が去った後は物語どうなっていくのかなって思った。エグい内容ながら実はテンポも良く、画も重くなりすぎないPOPさもある(まさかのあれブレインデッド)、バンドの確執や妬みや嫉妬など人間ドラマもしっかりしてる。カオスに向かう終盤はサイコホラーの様相だし、北欧繋がり?なのか謎にシガーロスが流れるのは、少しメジャーに忖度してるのかは分かりませんが、久々にインパクトのある作品でした✞✟✞✟✞✟
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