にく

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのにくのレビュー・感想・評価

2.9
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(21)。市街戦描写は凄いが、それ以前にこの作戦の目的がよく分からない。ハサウェイが仲間に頼んで(身元を隠しつつ)ギギを安全な場所で解放すれば済む話。ハサウェイを筆頭に、人の死を何とも思っていない人間しか出て来ず。彼奴にアムロを継ぐ資格はない。
 同じ村瀬修功の『虐殺器官』でもそうだったが、先立つ状況(プログラム)に登場人物(キャラクター)を当てはめてはならない。ハサウェイを殺すなよ。
 ララァは死んだ。アムロとシャアも死んだ。クェス・パラヤも死んだ。ニュータイプは皆死んだ。それどころか強化人間も皆死んだ。ハサウェイはガンダム史上、ニュータイプであるかどうか以前に、人として絶対に許せない存在。原作は読んでいないが、どうせ富野は殺すつもりだろう。だからこそ、生かせ。
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