ロックストロンゴ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのロックストロンゴのレビュー・感想・評価

4.8
面白かった!😳
一般市民目線のMS(モビルスーツ)戦の描写が凄まじい!

自分のガンダム歴は、色んなハードのガンダムゲームをプレイしてるだけで本編しっかり見たことあるのがF91、SEED、シードディスティニー、ポケ戦くらいしかありませんがしっかり楽しめました!☺
ゲームではありますが、マフティがどうなるかも一応知っての鑑賞。

本作は小説が元で、既に完結しています。
劇場版作品、逆襲のシャアの続編でもあります。
劇場版でどう表現されるんだろう…と思いながら鑑賞しましたが、ずっと映画に引き込まれていました。

個人的に本当に良かった点は、音響。
冒頭の宇宙船シーンでの音、重量下に降りてからの男。なにより戦闘シーン。
ぜひ見るならヘッドホンか、アンプやスピーカーがある環境ならぜひその環境で見てほしいです。

作画はそれはもうニワカの自分が口を挟む隙も無いほどに素晴らしい、とても素晴らしい作画で、登場人物の実在感溢れる作画で素晴らしかったです。


個人的に印象的だったシーンの一つ
物語途中、ハサウェイが下町のタクシー運転手と会話していた時に、運転手が
『マフティーは全人類を宇宙に出したいんでしょ?そんなことして無駄でしょ?』
ハサウェイ『マフティーは千年先のことを考えて言ってるんだよ』
『千年、暇なんだねぇw暮らしってそんな先の事考える暇無いやね、地球居住許可書を作ることを考えてたら明後日の事は考えられないんだよね』

このやりとりがハサウェイの認識の甘さが見える一つだと思えました。
ハサウェイは地球を救う為、上流階級だけが得をする世界を壊す為にテロ行為をしてる。千年後を見据えて。
でも貧困市民は明日、明後日を生きることに精一杯な毎日を過ごしている。
なぜこれがわからないか、それは彼自身が上流階級の人間だから。
だから、全部分かった気になってても、自分の行動による被害の大きさを知れてない。それがはっきり分かるのが後の市街戦。ここも最高ですよね。最高に怖かった。

かつて逆襲のシャアで、
アムロが『革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない』
こんな事を言ってました。ハサウェイはその道を辿りつつあるのが悲しい。

ハサウェイの年齢による未熟さ、理想主義と前作で既に心が壊れつつあるという所が主人公として魅力的でした。
逆にペーネロペーのレーンエイムは、ハサウェイに少し似てる感じが良かった…
ペーネロペーのサウンドも良かった。
機械なのに生物的で…

本当にこれ劇場で見るべき作品でした😂
コロナ禍で行けなかったのが悔やまれる