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ドミノ 復讐の咆哮のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

相棒を殺された刑事の話。

ブライアン・デ・パルマ監督の最新作という事で視聴しましたが…なんというか、普通でした。

途中でCIAが絡んできたり、ISISの自爆テロがあったりするんですけど、そこまで驚く様な展開ではないし、のっぺりとした映像も相まって、全体的にすごく安っぽいんですよね。
クライマックスの大胆なスローモーション使いとか、サスペンスを同時進行させる手腕は、デ・パルマらしさを感じさせる部分ではありますが、だからと言って、面白いかというと別問題ですし。

唯一良かったのは、キャストかな。
『ゲースロ』のジェイミーこと、ニコライ・コスター=ワルドーを見れたのは嬉しかったし、彼の新しい相棒となる女刑事も、どこかで見覚えがあると思ったら、こちらも『ゲースロ』のメリサンドル役の女優さんなんだとか。
『ゲースロ』ファンなら、より楽しめる作品と言えるでしょう。

デ・パルマの最新作という事で期待すると、なかなかの肩透かしを食らうであろう本作。
脚本も自分で書いてないし、ヨーロッパの複数国で製作されてるのを見るに、デ・パルマ的には雇われ仕事だったのかな…。
これが遺作になってしまうのは悲し過ぎるので、なんとか新作を作って欲しいものです。
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