なまくらウォッチメン

ふたりの女のなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

ふたりの女(1960年製作の映画)
4.2
面白い
第二次対戦中のイタリアを強かに生き抜こうとする母娘を、ネオレアリズモの名匠は容赦なく突き落とす
母娘を単なる親子ではなく、戦争と男によって絆を引き裂かれる「ふたりの女」として描いている点が興味深い
デ・シーカらしい終盤での追い込み(教会で母親の眼前で娘がドイツ兵たちにレイプされる)が今作もエグくて良かった

ジャン=ポール・ベルモンドが優男風のインテリ青年を演じてるのが物珍しく感じる作品でもあった