シニカルで不謹慎だけど、たまに観たくなるトット・ソロンズ監督作品。
気持ち悪いのに、一歩間違うと誰もがこうなるんじゃないかと思わせる絶妙なリアリティが好きです。前に観た2作品よりもタブーに切り込んだ、毒っ気のあるブラックコメディ。と言っても笑えない。
2部作だけど、特に繋がりはない。
『フィクション』
冒頭から女子大生と脳性小児麻痺の青年とのfuckシーンから始まり、その女子大生が、今度は黒人の教授とfuckする。いきなり繊細なところをズバっと切り込んでくる感覚。差別を違う観点から描いていて毒気多め。
『ノンフィクション』
ある家族のドキュメンタリー映画を撮るという設定で、いろんな事が起こる。出てくる人がいちいち気持ち悪いんだけど、実際にいそうと思えるところがジワッとくる。
ジャケが煽りすぎててマトを得てない…