さようならが言えなくて、だと…？宙ぶらりん映画の中でも屈指の作品だと思います。

スペイン映画らしいというか、完全偏見なんですけど、ひねくれてるというか…。これEUフィルムデーズ東京のフィナーレにした関係者も相当かと。これも偏見御免なんだけど、関西の人のけなしやいじりの愛情？に似たものを感じる。
例えば文化の違いとしても、ディスコミュニケーションの起こりそうなものを最終取り上げてくるあたり、島国の民としては国境が地続きなヨーロッパ大陸の「EU」がどういうものか縮尺して体感し、今年の企画を終えたかんじだ。

この映画ですが、父姉妹の三者三様の演技合戦はかなり見どころで、チリチリします。

• #EUフィルムデーズ2019

お父さん、割と最後までお元気やったのはやっぱり映画やからかな。急に最後が訪れはった感じ。そらあんなに急やったらサヨナラは言えへんわ。てゆうか、なかなか最後の挨拶なんてできるもんやないと思う。家族同士でお別れをするタイミングはほんまに難しい。映画の字幕では女優目指してる方が姉で、バルセロナで働いてる方が妹になってたけど、解説パンフでは逆に書いてあった。英語でもsister姉妹って一つの単語でそれだけでは年齢の上下はわからないし、お互い同士は名前で呼び合うから、ほんまはどっちやったのかなと、まあどうでもいいと言えばいいけど、少し気になる。

• #EUフィルムデーズ2019

魅力は少ない。