HeroM

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場のHeroMのレビュー・感想・評価

4.0
あまりに無慈悲で唐突に訪れる死。乾いた銃声。無数の別れ。
手に汗握り、皮膚がヒリつく戦争のリアルが伝わってきた。

独ソに挟まれ、特殊な立場だったフィンランド。その不安定さが増大するエントロピーを生み、終戦のカタルシスを悲しみで包む。

若干、演出がオーソドックスでチープ。B+級映画な印象が否めず残念。
とはいえ極上の緊迫感を味わえる戦争映画である事には変わり無い。
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