眼鏡の錬金術師

燃えよ剣の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

燃えよ剣(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

新撰組の土方歳三の物語。

時代は幕末。安政の大獄からの桜田門外の変など、世の中は幕府の権力が失墜し、時の天皇孝明天皇は攘夷派であり、かつ長州藩がゴリゴリと周旋して回り、幕府はどうしようもなくなっていく時代である。

この辺の時代背景はコテンラジオ聴いてたのでわかりやすかったが、まっさらな状態だと難しい気がする。どことどこが、誰と誰が戦ってるのか分かりにくいんじゃないかな。

江戸でならず者だった歳三。幕府は京都にはびこる攘夷浪士を討伐すべく、兵の召集をかけ、土方らもそれに乗っかる形で京都入りすることに。
京都では新撰組内部の抗争、攘夷派とのバトルが描かれる。終盤は大政奉還が成り、新撰組が滅ぼされていく様が描かれる。

実際どうしようもなかったよね。大政奉還しないといけなかったろうし、今までのシステムが大きく変わるとなれば、その変化に伴うエラーは必ず出てくるだろうし、それがたまたま新撰組であり、土方だったんだろうと感じた。
変化に伴う人柱たちの受け皿だったのかなと思った。
時の権力者が変わればその前の勢力は粛清されてしまう。それが歴史の常だし、切ないポイントだよね。

殺陣は暗くてよくわかんないとこが多かった。
山田くん演じる沖田が良かったね。