理事長

フォードvsフェラーリの理事長のレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.6
✒️あらすじ
ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。彼は、破天荒なイギリス人レーサーのマイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが…


✒️感想
車の知識はあまり無いんですが、最後の決闘裁判のマット・デイモンきっかけにDisney+で鑑賞できる本作を鑑賞。

まず、フォードVSフェラーリという題名から「企業VS企業」の物語なのかな?と思って鑑賞していたんですが、これがまぁ違った。違くはないんだけど、違った😅

確かに全体的なストーリーにおいてのターニングポイントは「企業VS企業」ですが、作品の中心的なストーリーはシェルビーとマイルズの友情物語を始め、フォード社内の「管理職VS現場」が主でした。

「管理職VS現場」の対立について、史実とは少し脚色されてる部分がありますが、この対立の物語がないと友情物語の深みが増す効果があるのかもしれない...。

で、私はこの物語の軸に気づくのに少し時間がかかって、「なぜ敵側のフェラーリの描写が少ないんだろうか」という不満を持ちながら鑑賞するという形になっちゃって少し後悔。見方を失敗した感じ🥲

それはさておき、シェルビーとマイルズと他の登場人物との関係性が、見所である終盤あたりのデイトナとル・マンのレースまでの物語の重要なところで、丁寧に描かれていたのが良かった。めちゃくちゃ熱いし、めちゃくちゃカッコイイよね🥰
憧れるわ🤠

勿論、見所は終盤のデイトナとル・マンのレース。大半がCGではなく実際に撮影されているというのもあって、凄い迫力満点で臨場感もめちゃくちゃあった!

車やモータースポーツの知識があまりなくても十分に楽しめるレースシーンを最大の見所に、友情や企業、家族などの様々なドラマ・テーマを2時間半に凝縮した濃い作品でした。

あー見方だけ失敗した!!!!!🥶🥶🥶


✒️作品情報
『フォードvsフェラーリ』は、2019年公開のアメリカのドラマ映画。
1960年代のスポーツカー耐久レースの世界で繰り広げられたフォード対フェラーリの覇権争いの実話を脚色した作品。
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