このレビューはネタバレを含みます
史実ベースだから仕方ないけど、タイトルの割にフェラーリと「戦って勝った」という感じがあまりしなかったのが……フェラーリに勝ったのは向こうのマシントラブルが理由なので、「フォードvsフェラーリ」とするならフォードのメカニックの優位性を描くべきだったかも。
むしろドラマに出てくる大企業にありがちな太鼓持ちの重役が敵だったから「フォードvsフォード」の方がタイトルとしては合ってたのでは……?
ル・マンは勝負に勝って試合に負けたようなもので終わり方もイマイチ後味悪かったし……
メインのル・マンより、フォード重役の妨害を無視して勝った中盤のデイトナや、その前のフォード会長をマシンに乗せて走ったシーンの方が話としては面白かった。
デイトナ終盤でマット・デイモンが「7000回転超えろ!」とボードを出すシーンが一番好き。