ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リア王の作品情報・感想・評価

ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リア王2018年製作の映画)

National Theatre Live: King Lear

上映日:2019年04月19日

製作国:

上映時間:229分

4.2

あらすじ

「ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リア王」に投稿された感想・評価

chaooon

chaooonの感想・評価

4.2
現在、シネ・リーブル池袋のNTLive夏祭り2021が開催中🌺✨
今作『リア王』もアンコール上映が今週8/9(月)と8/11(水)にあります✨


ということで、2020年劇場鑑賞作品の忘れ物レビュー…✍️

シネ・リーブル池袋のNTLive冬祭り2020から1本目❄️✨✨
(夏祭り2020レビューが終わってないんですが、一旦冬祭りへ❄️😂)

シェイクスピア四大悲劇の一つ🎭
4作の中だとこれが一番人間の心理を深くついてる気がして好きです。
(他の3作は復讐と狂気、謀略の話だから、共感しづらいのよねー🙄)
単純に他の作品に比べて初見でもわかりやすい作りでシンプルだから、入り込みやすいかも。

家族の話であり、人が犯してしまいがちな過ちの話。
それが悲劇へと大きく傾いてしまう切なくて痛々しい。
この欺瞞に満ちた世界で、真に自分に誠意と愛を尽くしてくれる存在を見極めることは難しい。
そしてそれに気づいた時にはもう遅過ぎて取り返しがつかないところまで来てしまった自分に絶望する。
こんな悲しい物語あるー😭!?
大袈裟な部分はあれど、普遍的な物語だと思う。

昔友人がアマチュア劇団でリア王を演じたのを観に行ったので、大体のあらすじや結末は頭に入っていたつもりだったけど、結構細部を忘れていたので、改めてこの悲しき物語に心を痛めることができた🥺
それにイギリスの一流の俳優たちやカンパニーが作り上げる渾身の舞台はやはり迫力が全然違う✨

イアン・マッケランが挑む、おそらく最後のシェイクスピア舞台と言われた集大成的舞台✨
普通だったら彼の知名度的に大劇場でやるところを、演出と舞台の近さを優先して、敢えて小劇場であるデューク•オブ・ヨークス劇場を好んで選んだとか。
なんというこだわり!!

サーの称号を持つイアン・マッケランが演じるリア王は、さすが気品と威厳さに溢れ、かつての気性の荒さと傲慢さが顔を出す。
ただ老いとともに耄碌していく頭と心が見せる頼りない姿。
そして実の娘たちに心を砕かれ狂気を孕んでいく虚な姿。
全てに説得力があり、見応えがたっぷりであった✨

当時79歳で80歳と言う設定のリア王に近い年齢であったが、舞台上で降り注ぐ雨(リアルな水の演出)でずぶ濡れの姿まで見せる体当たり!
あれを毎日繰り返しやっていたなんて、お身体は大丈夫なんでしょうか😂

素晴らしいマッケランに見劣りせず、心を駆られたのはグロスター卿を演じたダニー・ウェッブ✨
リア王は少々自業自得的な部分があるけど、グロスター卿はもうホント気の毒というか、彼の物語の方が泣けた😭

それと本来男性として描かれるケント伯爵を女性が演じていたのは、エッジが効いていた。
NTLだとよくシェイクスピア作品の役を女性に置き換えるのはよくあるけど、真心の象徴でのあるケントを女性が演じることで、そのあたりが際立っているように感じた。

あとは末娘コーディリア役を『NTLシラノ・ド・ベルジュラック』でロクサーヌを演じてたアニタ=ジョイ・ウワジェ❣️
ロクサーヌ役も好きだったけど、今回の実直で不器用な末娘役がとても凛とした感じでよかった✨

一応時代設定が現代に置かれていて、国や軍のスタイルなんかも多分演出が変わっていたようなのだけど、ぱっと見でわかるのは服装ぐらいかな…。
パンフを読むと、旧体制と新時代の対比とか、道化の立ち位置とか、何やら意味あるみたいだけど、その辺はあんまり読み解けず😂
その辺もちゃんと理解できたら、もっと深みが増すのかもしれない…🤔
それはまたの機会に…。
茶

茶の感想・評価

4.5
イアンマッケランの威厳がやばすぎた
めちゃめちゃかっこいい
みんなそれぞれ自分勝手で、それがうまく噛み合ってしまってどんどん悲劇が作られていく感じが運命的だったし、運命的なのがまた悲劇的だった。やばーーーい……カーテンコールのイアンマッケランまじでかっこよすぎた
ebr

ebrの感想・評価

4.3
事前予習無しで視聴。シェイクスピアの舞台は初めて観るので途中は訳がわからなくなってたが本当に面白かった。前半は人間の悪意と醜さが全面に出ててめちゃくちゃキツかったが後半の怒涛の勢いには圧巻された…人間の老い、老いた人間の扱い諸々自分の将来、自分の親の将来色々考えてしまって本当に精神にキた。時の流れの残酷さを見せられてツライ。
全員の演技が凄かったがやっぱりイアンマッケランが凄すぎた…あの狂気の演技が終わったカーテンコールの時にリア王とは全く違う「イアンマッケランの笑み」を浮かべていて今ここにはイアンマッケランが居るしリア王は本当にそこに居たんだなって思わされそこだけでも涙出た凄くかっこよかった…ストーリーで気に食わないのはケントの考えが全く意味がわからない所。王を思うなら娘宅での暴挙を止めさせるのが普通かと思うのにそれに乗じているのが善人を装った狂人感がして怖い全く何考えてるかわからない。
とにかく本当に良かったのでイアンマッケランの凄さに一度は触れてみた方が良いと思う。他舞台作品も映画作品も観ようと思う。
Tama

Tamaの感想・評価

3.8
Shakespeareの四大悲劇「Hamlet」「Macbeth」「Othello」「King Lear」の中では、、、個人的には前者二つの方が断然好きかな、うん、内容的にはね。(Othelloは読んでない)

でもIan McKellenがすごい。とりあえず体力えげつないよ。80手前で3時間半の舞台の主役を演じるってもうすごい、ずぶ濡れになって、女性担いで、私でも次の日倒れる。1幕の初めの彼と2幕の最後の彼、もうほんとに別人。あんなに威厳のあった人物があそこまで落ちぶれてあんなに惨めな姿になるなんて。とはいうてもIanという人間自身を心配させることなく(年齢的にもそうなりやすいし)、役としての姿であったもんな。うーん、すごいな。

そしてあの末っ子なんか見たことある顔してると思ったら、「Cyrano de Bergerac」のヒロインとして出演してたAnita-Joy Uwajehさんやったんや。ちょっとでも人間味が最初から最後まで見えなくて、共感しづらかったかなぁと。

正直なところ言うと、King Lear以外のキャラクターに全然魅力感じなかったのよねぇ、、、「Follies」の出演者が全員素晴らしすぎてそう思っちゃうんかしら?
あでも、Edmundは見た目が良かった笑

演出もうーんやな、比喩っぽくするんかリアルにするんかもうちょっと統一したほうがいいんじゃないかと。あとあの凄い大雨いるんかな、"大胆な演出してますよ"ってアピールされてるような気がしてしかたなかった。あの花道も、客席をあそこまで減らしてまで必要やったのかと言われるとそんなことはない気がするし。

でも気になったのは、マイクってどうしてるん?一応背中に線ついてたから頭の方とかにマイクついてるんかなおもたけど、全然見えへんし、しかも水ずぶ濡れやったし。ウォータープルーフなんかな?笑

私はあんまり好みではなかったけど、とりあえずIan McKellenがすごいです。
ryo

ryoの感想・評価

4.0
予習せずに(かつ仕事終わりに)行ったので、
比較的説明シーンの前半は少々しんどかったが、
話が転がり出してからのおもしろさはすごい。

シェイクスピアの作品の中で一番ドラマティックなんじゃないかと思うくらい劇的な展開。
全キャラが魅力的。
これを客席減らして300人キャパで上演していたなんて、
演出家すごいし、観客も最高だけど、制作者は泣いただろうなあ。

4時間かけて本当にイアンマッケランが狂っていく(老いていく)ので
カーテンコールで初めて素の表情が見えた時の鳥肌たるや。
かっこよすぎてびびる。
まつこ

まつこの感想・評価

4.3
いつだか蜷川幸雄がシェイクスピアは普遍的な物語だから色褪せない、日本人の感覚にはない大きな力をどんな風に現代にマッチさせるかが見せどころなんだ的なことを言っていたけど、本作はそんな感じというか、とても見やすいリア王だった。

始まる前にイアン本人からの補足があるからリア王が狂気×認知症によって崩壊していくことがスーッと入ってくる。それでも「役者は演じて解釈はお客がすれば良い」と正解をひとつにしようとしないところはさすがエンターテイナーだなぁ!と感じた。いや、もうすごいのよ!本当に!舞台上の嵐では本当に水被りまくりの中演技してるのよ!お年のこともあるし風邪ひかないか本気で心配しちゃったよ!威厳も、気品も、茶目っ気もある素敵なリア王だったなぁ!

ただ、コーデリアが個人的にはちょっと不満。Anita-Joy Uwajehは決して下手じゃないのにカチカチというか…マカヴォイ・シラノはよかったんだけどなぁ。演出のせいか強すぎたなぁ。

イアンマッケランが「何やりたい?」って聞かれて「リア王演りたい」と返したことから決まった本作。彼の魅力に圧倒された約4時間。至福だった。
pencil

pencilの感想・評価

4.0
シェイクスピア作品は予備知識がないと辛いかもと思い文庫で予習して望んだ。
文庫だと200ページ弱と決して厚い本ではないのだけれど、舞台では休憩やインタビューを入れて約4時間!
膨大なセリフだけでもすごいのに、シェイクスピアのあの独特の台詞回し、しかもこれをリア王とほとんど変わらない年齢のイアン・マッケランが演じるなんて、これを映像とはいえ地方の映画館で観られること自体考えただけでテンション上がった。
最初あんなに威厳に満ちていたリア王が、裏切りや憎しみで徐々に精神が崩壊していく様を見事に演じていて言葉が出ない。
この舞台にかけるイアンの執念を強く感じる作品。脇を固める俳優陣も素晴らしかった。
【記録程度に】

滑り込みで大阪ステーションシティシネマ。すばらしき
Ac1234

Ac1234の感想・評価

4.5
シェイクスピアの四大悲劇の一つ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう。パトリック・スチュアート共演の『誰もいない国』での好演も記憶に新しい名優イアン・マッケランが、NTLiveに再び登場し、圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。

演技の勉強のために行ったんですけど衝撃を受けました。4時間だし内容を理解するのに時間かかるしちょっとグロいけどまじですごかった。イアンマッケラン80歳!?凄すぎでしょw本気で舞台で死ぬかと思ったんだけどw
内容は凄くおもしろいわけではないけどとにかくイアンマッケランがすごい。イアンマッケランがいたからこそ面白かった。
すごい、感動した。
kuko

kukoの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初リア王

人間の嫌なところがいっぱい〜

前半は最初しかコーデリア出てこないし、ひたすら老いさらばえて権力もなくなった王が娘達からのけものにされていく姿が見ていてツライ。
働けなくなって家にいるようになった親をもて余す子供という図は古今東西変わらないのかもしれない。
しかし恩を仇で返すタイプの子供でもこの姉2人の醜悪さは目を見張る。王族のハズなのに気品もないし。
王宮から一気に嵐の野外に追い出されずぶ濡れのリア王。こんな逆境のなかでも付き従ってくれるケント伯が頼もしい。
グロスター伯が目玉をくり抜かれた所で休憩に入った。この世には神も仏もいないのか…。

狂人のふり
終盤のバタバタ死んでいく感じがハムレットに似ていた。

エドモンドなんで最後にいいことしようとするん?

いろいろツッコミどころはあるけれど、イアンの演技は凄かった。あれだけの演技を毎日やってたら寿命縮まっちゃうよ。
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