待ちに待った本作。
気合いのグランドサンシャインシネマiMAX朝イチで鑑賞。行ってよかった。
前作のリンチ版は『叙事詩』として生涯ベストの中の一本だか、信頼のドゥニ版のリメイクは、期待以上のものだった。
映像の広がり、レイアウトの壮大さ、造形や美術の美しさは、前作をしのぐ。音楽と音響効果の見事さといったら…。できるだけ大きな劇場で観ることをオススメ。
そして、ティモシー・シャラメの奇跡のような佇まい。美しく、儚く、それでいて強さも感じさせれられて。リンチ版のカイル・マクラクランも悪くなかったけれど、神話感でいえば、ティモシー・シャラメだろう。
細かくいえは、リンチの異様さ、ハルコネン男爵や航宙士の異形の姿やスティングの狂気などは欲しかったところだけど、瑣末な話に思える。
映画的快楽に満ちた画面にひたすら没入でしま。
後編が実に楽しみ。
