全てがちょうどいい。
全く相容れないはずのヤクザと合唱部の中学生が交わる出会いから、距離が徐々に縮まり、小さなドラマを重ね、クライマックスへ。
誰も悪意を持たず、中学生らしい合流もあり、副部長役の女子>>続きを読む
評判高くて思い切りハードル上げた自分が悪い。
漫画の実写化としては違和感ないし、撮影やアクションにはおお!の声を上げたものもあった。でも、、でした。
観た人と話がしたい。
このレビューはネタバレを含みます
思った以上に性的なものが多かったけど、観たことないシーンがいくつもあった。
エマ・ストーン、すごい。ヨルゴス・ランティモスの画面へのこだわりも素晴らしかった。
ただ、ラストの一点だけ。
普通あの>>続きを読む
丹念に日々のルーティーンを積み重ね、その中に細やかな喜びを見いだすのは、まさにジャームッシュの『パターソン』を彷彿とさせる。
感情があまりでず、言葉少なな主人公も似ていて。あちらが詩なら、こちらは本で>>続きを読む
知り合いが
「絶対に観た方がいい!。The First Slam Dunk並にすごいので!」と力説してたので、ホントかよ?と「?」マークつけながら、事前知識入れずに時間を作って『映画 鬼太郎誕生 ゲゲ>>続きを読む
ようやく観た。
タイミングが合わず、Netflixでも配信が始まったこの機会に、劇場で観れた。それがとても良かった。音が、音楽が、光が劇場で素晴らしく堪能できた。
現代最高の監督の1人、フィンチャーが>>続きを読む
遅ればせながら、ようやく観た。
死ぬほど素晴らしいアクション映画であり、観たこともかいアクションが、各シークエンスでこれでもか、というほど盛り込まれていて。アクションが続くと飽きるものだけど、ガンフー>>続きを読む
宮崎駿全部盛りの作品。
けったいだけど面白かった。
声優、誰がどの役だったか、あとでいいから答え合わせしたい。
ベルリン・フィル初の女性首席指揮者にしてレズビアン、ジュリアード音楽院での教授の職もあって世界をプライベートジェットで飛び回るリディア・ター。
栄光の絶頂にいる彼女をケイト・ブランシェットが完璧に演>>続きを読む
観たいものが渋滞しており、本来であればちょっとあとに観る予定だったこの作品と、時間帯や席がドンピシャで、これはもう、今日観なさい、ということだ、と思って劇場へ。
結果としてとても有難かった。
是枝さん>>続きを読む
鈴木亮平と宮沢氷魚ががっつりゲイを演じたことで話題になってる作品。
ファッション誌の編集者とパーソナルトレーナーの出会いからはじまるストーリーだから、きちんと性愛描写もあるけど、単なるふわふわした恋愛>>続きを読む
とにかくなるべく事前情報を入れないようにして劇場に足を運んだ。
三宅唱監督だから、普通のことはやって来ないとは思ったけれど、映し出される画面はほとんどドキュメンタリーのような佇まい。
劇伴も音楽もなく>>続きを読む
『ある男』。
いろいろな見方はあると思うが、自分的には今年の邦画ナンバーワン。
ルネ・マルグリットの印象的な絵から始まる物語は、最初から不穏な空気に満ちている。それは恐怖でなく、アイデンティティの揺>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最後の最後で泣いてしまった。あのシーンはずるい、でも希望というのは、まさにこのこと、と納得できるお話でした。
岡田准一 × 原田真人 の紛れもない最高傑作であり到達点。
アクションだけでなく、カメラワーク、ロケーション、美術、脚本、キャスティング、演出、演技。いずれも妥協なく練り上げた映画になった。
ジョニー>>続きを読む
なにを言ってもネタバレになるけど。
映画史や「見る」「見ない」を複合的に絡ませた作品であることは間違いない。
メッセージ、ジョーズ、エヴァとオマージュもしっかり。黒人、アジア人の配役も意味を持たせ、M>>続きを読む
レストラン好きとしては観てみたかった作品。
ただ、美味しいものを観るというより、ドキュメンタリーを体験する、というのに近い。
クリスマス間近の夜のレストラン営業で、キッチンもサービスも皿洗いも全て問題>>続きを読む
『呪詛』と対になるような、モキュメンタリーの手法を使ったタイホラー。
しっかり練り込んだ脚本、巧みなキャスティング、美術も設定も予算をかけて素晴らしい仕上がりに。
なによりも、手持ちカメラ視点と夜の暗>>続きを読む
大人になりかかってきた女性が辿る日々。
仕事や社会や親、そして恋人や性について描いてるのだけど、これもまた、ずらされていながら心に深く入り込む。
『花束みたいな恋をした』や『大豆田とわ子と三人の元夫』>>続きを読む
1973年を舞台にした15歳の子役出身の青年と25歳の女性のお話だが、
「年上の女性と未熟な学生の甘酸っぱい恋愛」的な図式は悉く外される。
15歳でいながらビジネス的な才ありそうなゲイリーと、才能がど>>続きを読む
本邦で、メジャー感を持ちながら、このように徹底した物語が出来たのが喜ばしい。
阿部サダヲはもちろんだが、岡田健史の演技が素晴らしいし、原作がありながら脚色が巧みで、映画として実にスリリングで、巧みなス>>続きを読む
最も尊敬する韓国の女優ムン・ソリがプロデュース、そして主演をつとめた作品。
三姉妹というと、やっぱり同じアジア系の映画である「恋人たちの食卓』を思い出させるが、本作の方が方がえげつなくて、家族の傷にも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
是枝監督による韓国オールスターのような鉄壁のキャスティングによる家族劇。
万引き家族のアンサーのような作品で是枝監督がこだわる「家族」を扱った作品だ。
思いはいろいろあるので、このあと書きます。
まず>>続きを読む
公開規模が縮小してから、口コミに押されてようやく鑑賞。ごめん!正直舐めてました。
中身は創作やモノづくりを少しでもした人であれば、刺さるセリフの数々。燃える展開。
吉岡里帆はいざ知らず、天才アニメ監督>>続きを読む
昨今の中世ブームの頂点をなす作品として、期待感MAXで観たのだが、控えめに言って最高だった。
細部に至るまで時代考証をし、能楽へのリスペクトもあるうえで、琵琶語りを換骨奪胎しながら、生き生きとそこにあ>>続きを読む
一見、日本映画に見えないポスタービジュアルは主演の嵐莉菜さんの圧倒的な美しさから。
NNNドキュメントやザ・ノンフィクションにも描かれるようなクルド難民の家族がテーマの物語。フィクションなのに、ドキ>>続きを読む
ああ、この監督はきっと「恋する惑星」とか好きなんだろうな、と。
ただ、画面もインパクトも色彩もちょっと乏しいかな。
いかにもフランス映画らしいテーマとシーンが続くが、中途半端さが感じられてモゾモゾしち>>続きを読む
全編モノクロームのエモーション深い作品。
ラジオジャーナリストで、全米の子供へのインタビュー企画を進めているホアキン・フェニックス扮する伯父と、感受性豊かで難しい甥のひとときの交流。
両親が複雑な子供>>続きを読む
濱口竜介短編集と銘打った本作。構成する3作、いずれもホッとするシーンとドキドキするシーンが混在していて入り口はとても平易。
そして、全部、確実にエロスを感じさせていて。現実的でもあるのに、突飛でもあり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
泣いた泣いた。
エンタメ系、特にアメコミ系の作品でこんなに泣いたことはなかった。
今までのスパイダーマンを観てきた人間に、観てきてよかった!と心から思わせる
まるでギフトのような作品。
歴代のトビー・>>続きを読む
なんかもう、自分のようなおたくオッさんのために徹頭徹尾作られた作品のような。
緻密なメタ構造も含めて飽きずに楽しめたけど、トリロジーのあとにこのような作品を作る必要があったのか。
若い人はこれを観て楽>>続きを読む
観る前は、よくある社会派、
社会正義を訴えるリベラルな党派性のあるお話だと思っていた。
まるで違った。
単純な正義や悪ではない
この作品は個人の判断、まさに天秤についての話。
このレビューはネタバレを含みます
開始10分でなんとなくわかってしまったのは、『ブラックジャック』やジャパニーズホラーを浴びるように観てきたからか。
アクションはよかったですね^_^
このレビューはネタバレを含みます
今年を振り返るときに忘れられない作品、というより、ここ10年、いや、映画史に残る作品だと思う。
なにを受賞とかいうことではなく、中に込められた生と死、回転、移動、モノを作ること、悼むこと、音とセリフ、>>続きを読む
待ちに待った本作。
気合いのグランドサンシャインシネマiMAX朝イチで鑑賞。行ってよかった。
前作のリンチ版は『叙事詩』として生涯ベストの中の一本だか、信頼のドゥニ版のリメイクは、期待以上のものだった>>続きを読む