“This is only the beginning.”
もし、幸運にも、続編が出るとするのであれば、私は偉大なる作品の序章を目の当たりにしたと言える。帰り道、昂る気持ちを抑えられず、ニヤけていたに違いない。
私は原作を読んだわけではない。でも、ポールがどのような道を辿ってきたか分かったし、これからどのような道を辿っていくかも予想できる。その道のりが如何に荊であろうとも、彼は進み続けるだろう。そして、そんな彼の歩みを観るために、私は映画館に足を運び続けるだろう。
原作を読んでないが、私もよく”原作を読んだ者”として映画を観る経験が多い。それを汲むとすれば、この映画は上手である、とコメントしたい。恐らく長い長い説明がある人物関係や時代背景を映画のワンシーンでどのように再現するか、どのセリフやシーンを抜いてくれば観客に伝わるか、これは本当に難しい。レトとジェシカの関係、ジェシカの危うい立場、ポールとジェシカの関係、その他全ての登場人物の行動とその理由。伏線を抜けば、全てをうまく伝えてくれたと思う。ポールの能力を使って、未来を観客に共有する構成も個人的には凄くよかった。
何はともあれ、最高でした!!!