いはん

DUNE/デューン 砂の惑星のいはんのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.5
“This is only the beginning.”

もし、幸運にも、続編が出るとするのであれば、私は偉大なる作品の序章を目の当たりにしたと言える。帰り道、昂る気持ちを抑えられず、ニヤけていたに違いない。

私は原作を読んだわけではない。でも、ポールがどのような道を辿ってきたか分かったし、これからどのような道を辿っていくかも予想できる。その道のりが如何に荊であろうとも、彼は進み続けるだろう。そして、そんな彼の歩みを観るために、私は映画館に足を運び続けるだろう。

原作を読んでないが、私もよく”原作を読んだ者”として映画を観る経験が多い。それを汲むとすれば、この映画は上手である、とコメントしたい。恐らく長い長い説明がある人物関係や時代背景を映画のワンシーンでどのように再現するか、どのセリフやシーンを抜いてくれば観客に伝わるか、これは本当に難しい。レトとジェシカの関係、ジェシカの危うい立場、ポールとジェシカの関係、その他全ての登場人物の行動とその理由。伏線を抜けば、全てをうまく伝えてくれたと思う。ポールの能力を使って、未来を観客に共有する構成も個人的には凄くよかった。

何はともあれ、最高でした!!!
いはん

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