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DUNE/デューン 砂の惑星のwakiのネタバレレビュー・内容・結末

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1960年代の古典SF小説が原作。その壮大な叙事詩の第一章なんだけど長い、とにかく長かった。165分あるしワンカットが長いからさすがの私も途中で少しダレた。
最新の技術を用いた映像美と重厚な世界観を表現する衣装、役者陣の演技はめちゃくちゃ良かったです。特にティモシー・シャラメとオスカー・アイザック、ジェイソン・モモアは過去作の中でもかなり好きな感じ。一方、Dr.ユエを演じた張震の扱いはもったいなさすぎではないかなと思いました。
最高の映像体験という意味では「1917」や「インターステラー」などと同じくらい素晴らしいものだったけど、原作を完全映像化することを重視するあまり物語に「今」の視座がなくて私はちょっとしんどかった。大いなる使命のために個を犠牲にするとか(しかもそれを担ってるのがレベッカ・ファーガソンかよ……っていうね)、先住民役のキャスティングの危うさとか。
要は映画としてはすごいけど私個人の好みではなかったです。第二章も見るかはちょっと保留だな。
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