まえじま

DUNE/デューン 砂の惑星のまえじまのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.6
2021年142本目。

賛否両論かもしれないが自分はこの世界観とても好き。

2時間半全く眠くならなかった。
凄まじい映像の連続に圧倒された。
大人版「スター・ウォーズ」を観てる気分。
IMAXGTレーザーでデカスクリーン全部に映る砂模様はとても綺麗だった。

原作リスペクトは勿論残しながら全くストーリーの壮大さに飲み込まれずに、ヴィルヌーヴ監督独自の映像表現やキリスト教的表現も多彩に入れていて凄いなと思った。正直これまであまり監督の作品とは合わなかったが、今回は集大成のような気合の入り方を感じた。

前編として終わるタイミングも最適だったと思う。ポールの「救世主」としての葛藤と覚醒を上手く描きながらこの先の巨大な宇宙戦争も仄かしていて早く続きが観たい!!となった。

個人的に印象に残ったのはレベッカ・ファーガソン演じるレディ・ジェシカ。ヴィルヌーヴ監督は女性キャラの描き方がとても上手いと思う。「ボーダーライン」も「メッセージ」も主人公を女性にしたり、「ブレードランナー2049」でさえ主人公の2人よりも印象に残ったアナ・デ・アルマス。今作も主人公ポールを息子として、そして救世主として徹底的にサポートする姿はとても哀愁に溢れていて良かった。

シャラメの整いすぎな顔面、カッコ良すぎるモモア兄さん、パイロットになるのが夢のポー・ダメロンなどずっと感想を言える映画だったけどとにかく次が楽しみ。
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